【その3】定期の区間を“分割”する
JRの運賃計算方法は複雑を極めており、「目的地までの切符を2枚に分割すると、1枚で買うより安くなる」という現象が、JR線ではしばしば発生する。例えば、JR京浜東北線の田端駅から横浜駅への料金は通常なら640円だが、これを「田端→品川」「品川→横浜」の2枚に分けると、前者は200円、後者は290円で合計490円となり、150円も安くなる。
このルールは定期券にも応用することができる。この区間の6か月の定期(通勤)を1枚で買えば9万1510円だが、2枚に分割すれば6万8240円にまで圧縮できる。購入する際、「田端→品川」「品川→横浜」と記入し、「分割定期券で」と言えばOK。品川駅で一旦下車する必要もない。
適用できる区間その他には制約があるが、ここまで節約できるのであれば、1度調べて見る価値はアリ。検索サイトで「切符 分割」と入力すると、「分割が可能か」「分割するとどれだけ安くなるか」を調べてくれるサイトが多数ヒットするので、最寄りの駅と会社など目的地の駅を入力して調べてみるとよいだろう。