コラボス(3908)市場平均予想(単位:百万円)
企業概要
日本で初めてコールセンターの通信インフラにクラウドサービスを導入した、クラウド型コールセンターサービスのパイオニアです。サービスを開始したのはまだインターネットが普及拡大し始めた2002年。先行者メリットによって国内シェアトップを握るフロントランナーです。
クラウド型の、初期費用や運営費用の削減、ニーズに合わせた機能アップ等の利便性や柔軟性といった特徴から、CRM市場においてはクラウド型へのシフトが進んでいます。
新規参入の激しい分野ではありますが、乗り換えしにくいデータを蓄積したクラウドシステムの性質や圧倒的シェアを構築していることを考慮すると、同社のポジションは簡単には揺るがないと思います。
注目ポイント
収益構造は、典型的なクラウド型サービスのストック型ビジネスモデルで、売上成長に伴い利益率が上昇していくタイプです。
クラウドシステムには音声データをはじめ顧客情報や履歴などビッグデータが蓄積していくため、利用企業は、利用年数が増えれば増えるほどやめにくくなっていくという、特徴があります。
同社のサービス利用年数が半数以上が3年以上となっていることからも、既存顧客による安定収益を得ながら、新規顧客獲得や新サービス導入に伴う利用増といった成長が見込まれます。
売上高は、10%での伸びを見込んでいますが、足元の伸びは12%、利益成長率は30%に及んでいること、市場成長が見込まれることなどから保守的ではないかと思います。株価は、PER21倍、PBR3倍程度ですが、成長性を考えれば割高では無いと思います。
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