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CD売上ランキングの集計ルール変更、「握手会」効果はどうなる?

オリコンでは販促イベントでの集計は「購入者数×2枚」と変更された

オリコンでは販促イベントでの集計は「購入者数×2枚」と変更された

 CDが売れなくなったといわれる今の時代。年間チャートの上位はアイドルグループばかりとなり、老若男女誰もが知るようなヒット曲も少なくなってきた。そんななか、今年2月にオリコンが販促イベントにおける売り上げ集計のルール変更を発表し、話題となっている。

 アイドルグループのCDの場合、販売促進のためのイベントがしばしば開催される。その王道パターンは、CDを1枚購入すると握手会の1回参加できるというもので、何度も握手をするために、複数枚購入するファンも少なくない。

 これまでは同じ人が何枚購入しても、その枚数がそのままランキングに反映されていたが、2016年9月から採用されているオリコンの新たなルールでは、「イベント参加の購入者数×2枚」を上限として集計することとなったのだ。これに伴い、オリコンはアーティストサイドに対し、購入者数を把握するためのデータの提供を求めているという。

 また、アイドルの場合は、同一タイトルのCDであっても、付録DVDの内容やジャケットが異なるものが複数種発売されることが一般的となっている。その全種を購入するとメンバー全員と写真が撮れるなどの特典イベントを開催するケースも多いが、この場合は全種購入しても「購入者数×1枚」でカウント。さらに、ランダム封入の付録のなかからお目当てのものを引くまで複数購入した場合も、「購入者数×1枚」で集計される。

 つまり、販促イベントを多数開催しているアーティストの場合は、以前よりオリコンでの売上枚数が減少してしまうのだ。

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