ただ、あまりに売られ過ぎているので多くの個人トレーダーの方は、「もっと下落したらどうしよう」と不安になり、買いポジションの保有を恐れているようです。
確かにその気持ちも理解できます。
しかし、トルコ政府は1月に為替介入を実施し、買い支えしました。さらに、先月3月31日に発表された昨年10~12月GDPは、前年同期比3.5%増でしたのでトルコ経済はファンダメンタルズ的にも良い状態にあると言えます。
ですからこれらの事情を考慮すれば、今後下落したとしても29円を下抜けて、ガラガラ下落する可能性は低いのではないか、と私は考えています。
そうは言っても「絶好の買い場だ!」と言って油断し、何も考えずに無茶なトレードをすることは禁物です。
いくら歴史的な最安値だからといって「今のうちにできるだけポジションを仕込んでおこう」と欲張って大量の買いポジションを保有することは、賢い選択ではありません。しっかりと資金管理を徹底した上でトレードすることが重要です。
中には「29円以下まで下落する可能性は低い」という話を聞いて「29円まで下落したとしても強制ロスカットに引っかからないような資金管理さえしておけば良いんでしょ?」と考える方もいるかもしれませんが、そうした資金管理では不十分です。
“29円以下まで下落するということが絶対にない”とは誰にも言い切れませんので、万が一、29円以下に下落した時のことも考慮して資金的に十分な余裕を持ってトレードに挑むことが大勝利トレーダーのお仕事です。