「年金が入ってくる家計の財布のヒモは女房が締めていて、夫の自由にはならない。甘い考えじゃダメ(笑い)」
だからこそ「男のヘソクリ500万円」の必要性を説く。
「女房からは、年金から小遣いで毎月3万円もらうとしても、新しい仲間との交遊関係があると、それだけじゃ足りない。けれど、そこに『男のへそくり』から、月に4万円出すわけだ。月4万円とすれば、年間48万円、10年分で500万円あれば十分。それを目標に、50代からへそくりを始めれば、貯められない額ではありませんよ。
合計で月7万円あれば、十分好き勝手に暮らせる。退職するまでに500万円ですから、60代になっても働くつもりの人は、もう少し遅く始めても間に合います。こういうと『仕事を辞めて10年経ってへそくりがなくなったらどうするのか』といわれるけど、その頃には遊ぶ元気がなくなるから必要なくなる(笑い)」
※週刊ポスト2017年4月21日号