そんなオリジナルICOCAだが、3月末までにネットオークションに出品されていたことが発覚。なんと6万円もの高値で落札されていたというのだ。この状況にツイッターでは、
〈ついに小さな親切も、カネで売られる時代がやってきたか…(泣)(ノД`)〉
〈転売ヤーを想定できなかった甲賀市側のミスだな、こりゃ〉
など、不快感を示すネットユーザーも多いが、一方で、
〈1500円を6万円にしてしまう錬金術w〉
〈これって、投資コストを遥かに上回る生活支援が出来たんじゃないの?〉
〈いや、オクに出して換金できたなら支援になっているし、本来の目的通りなんじゃ?〉
との声も。ネットオークションを活用することによって、ICOCAにチャージされていた1500円よりも高い金額を手にできたということで、生活支援という点ではむしろ効果大だったのではないかとの意見も多いのだ。
甲賀市はネットでの販売に注意喚起
こうした事態に対し、甲賀市は公式サイトで、
「このオリジナルICOCAは草津線の利用促進やICOCAの普及啓発を目的として交付をしており、一部でインターネット等を通じて販売されている事例もあり本来の趣旨と違った目的で利用されていることから、適切な利用を求める注意喚起を行っています」
とのコメントを発表。しかし、4月13日時点で、依然として、「ヤフオク!」では甲賀市オリジナルICOCAが複数点出品されており、ネットでの転売を阻止するのは難しそうだ。