「“貸す”と言ってもさまざまな方法があります」とは、空家・空地管理センターの上田真一さん。庭や駐車スペースなど、土地の一部を家庭菜園として貸したり、駐車場だけを月極で貸す、敷地が人通りの多い場所にあるなら自販機を置くのもおすすめだという。これなら、建物の解体費用はかからず、わずかでも家賃収入が期待できる。ただし、空き家を管理する手間や維持費がかかるので、更地にするのも手。
「空き家(建物)の解体費用がかかり、税制優遇もありませんが、更地にすれば、コインパーキングや太陽光発電所などに貸せます。そうすれば、建物の維持費や管理が不要になる上、それなりの家賃も入ってきます」(上田さん)
更地にしておけば、たとえコインパーキングなどに貸していても、建物がある場合に比べ、売りたい時にすぐに売れるのも利点だという。
※女性セブン2017年5月4日号