1970年代、“1億総中流社会”がはじまった。日本国民の実に9割が「自分を中流」と思っていた。それから数十年経って、「下流社会」という言葉が使われはじめた。はたして私の家庭は、中流なのか、それとも…。
4月1~3日正午まで、本誌・女性セブンの読者であるセブンズクラブ会員の全国の20~80代の女性303人にネットでアンケートを行い、それを元に記事を構成した。
あなたの家庭は「上流」、「中流」、「下流」のどれに当てはまる? との質問に、「上流」と答えた人は、2.0%、「中流」は66.0%、「下流」32.0%という結果に。
「周りを見渡すと、みなさん定期的に美容院にも行けてるし、子供も学校へ通わせられてる。私自身も、そうです。だからこれが日本の中流なんだと思います」(50代)
「友人には会社社長とかお医者さんの娘さんとか本当に上流って思う人がたくさんいます。私はそれほどじゃない。でも自分は専業主婦で子供を私立の学校に入れても暮らしていけてるから下流じゃない。だから中流です」(40代)
アンケート結果を、社会学者の山田昌弘さんはこう分析する。