次に「ムダ」。多くの契約者の事例を見ていると、このケースが一番多い。保険会社のセールスでは、死亡をはじめ、病気やがん、介護などとさまざまなリスクを並べ立てて、ありとあらゆる保険の加入を勧めてきます。実際、そのようなセールストークに乗せられて、実にさまざまな保険に加入してしまう人が少なくありません。
たとえば生保の介護保険には一生涯保障される「終身型」と一定期間保障される「定期型」がありますが、総じて終身型の保険料は高いため、掛け捨ての定期型に加入している人もいますが、これはやはり「ムダ」といえるでしょう。
介護リスクというのはやはり高齢者ほど高いわけですから、若い頃の不安だけを解消するような保険はほとんど意味がありません。このようなムダな保険に加入していては、お金がいくらあっても足りなくなってしまいます。
そして、意外に見落としがちなのが「ムラ」です。メインとなる死亡保障の保険に医療特約がついているにもかかわらず、単体の医療保険や医療共済などに加入したりはしていないでしょうか。よく考えてみたら重複する保障ばかりといったようなムラがないかどうか、お手元の保険証券を一度チェックしてみることをお勧めします。
このように「ムリ」「ムダ」「ムラ」の3つの観点で見直したうえで、ぜひお勧めしたいのが、他の保険会社との比較です。