北朝鮮の国連代表部が、朝鮮半島近海への米原子力空母の派遣や米韓砲撃訓練に対し、「米国と韓国の挑発には、突然の先制攻撃を含む対抗措置を即時取る」と警告した、との報道もありましたので、予断を許さぬ状況が続いています。
今は長期トレード? 短期トレード?
では、こういったリスクある状況において個人投資家は、どのようなことに注意すべきでしょうか?
私がまず考えるのは大口投資家の動向です。大口がどういった売買取引を行うのかということを考えます。私の感覚から言うと、一般的な投資家の7~8割くらいは「買い」からエントリーする傾向にありますが、大口もその傾向があります。そして、今のような不透明感漂う状況では「リスクを取りたくない」という心理が働き、買い控える傾向が強まります。大口であればあるほど新規で買いポジションを保有することを控える傾向が強まることが想定されます。
そうしたことから考えると、今の段階で、ドル円相場などに上昇トレンドが発生して、上がり続けるといった可能性は低いのではないでしょうか。上昇したと思ったら下落して、というようなレンジ相場が5月中旬あたりまでは続くのではないかと想定しています。
そして、そういった相場環境の中で大きく損失を被ることなく、確実に利益を獲得するために私が心掛けることは、「こまめに短期トレードをする」ということです。私自身は、スイングトレード、デイトレード、スキャルピング、などのトレード方法を相場状況に応じて使い分けていますが、今のような相場環境においては利益が出ればさっさと利益確定してしまうような短期トレードが適していると考えています。