トレンド相場で有効なテクニカル指標、レンジ相場で有効なテクニカル指標など、相場状況に応じて有効なテクニカル指標は異なりますので、その時その時でテクニカル指標を的確に選ぶことが大切になります。
ただし、ここでそのテクニカル指標の特性と正しい組み合わせをお伝えしていると、字数が膨大になりますので、今回はこの原稿を執筆している5月第1週現在、ドル円相場が中長期的にどのように動く傾向にあると私は考えているのか、ということをテクニカル分析に基づいてお伝えします。
移動平均線、一目均衡表、ボリンジャーバンドのシグナル分析
結論から言えば、ドル円相場はまだ「買い」の状態が続いていると私は見ています。
ここではドル円相場の月足チャートを見てみましょう。移動平均線を見ると、長期線が一番下にあるので「買い」の状態だと捉えられます。また、一目均衡表を確認すると、ローソク足が雲の上にいますのでこちらもやはり中長期的に「買い」の状態であることを示しています。さらに、ボリンジャーバンドを確認してもローソク足がセンターラインの上で推移しているので「買い」と判断できます。