あなたの家に、薬箱はありますか? 2010年に20~60代を対象に製薬会社が行った調査では、約3割が「薬箱を持っていない」と回答した。手軽に薬が手に入るようになった昨今、若者を中心に常備薬の習慣がなくなりつつあるようだ。しかし、前出の阿部さんは「常備薬が自宅にないと、いざという時に処置できません」と危惧する。
「自分の体の声を聞き、まずは自分で治したり管理したりしようとしなければ、簡単に治る病気でも、医者に頼ることになってしまいます。体に合った薬が常備されていればある程度は自分で症状を治せるのです」(阿部さん)
適切な薬を自宅に常備することが、通院回数を減らして、医療費を節約することにつながるのだ。
※女性セブン2017年5月25日号