大量の漫画や書籍、雑誌などを無断で公開していた投稿サイト「フリーブックス」が5月初旬に閉鎖されたが、ツイッターではその移転先を教えると謳い金銭を要求する詐欺行為も確認されている。
自作の漫画を自由に投稿するサイトという名目だった「フリーブックス」。しかし、蓋を開けてみると、出版社が発行している作品や同人サークルの作品などが、著作権を侵害した形で大量にアップされていた。また、表向きはユーザーが投稿するサイトとされていたものの、実際にはサイト運営者が違法にアップしていた可能性も指摘されている。
そんなフリーブックスが閉鎖されると、ツイッターでは「フリーブックス移転先教えます アマギフ1500円 先着3名限定です」などの形で金銭を求める投稿が散見されるようになった。ネット上の詐欺行為に詳しいITライターはこう話す。
「単なるいたずらでツイートしているケースも多いのですが、お金をだまし取ろうとしている悪質なユーザーがいるのも事実。当然、フリーブックスの移転先など存在しませんし、あったとしても違法なものでしょう。ツイートを見ても絶対にお金を払ってはいけないし、そういった悪質なユーザーにダイレクトメッセージを送ってもいけません」(以下同)