中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

毎日コンビニ食、ファストフードを食べ続けた結果、私の身体に下された診断

 そんな状況ながら相変わらずの食生活を続けていたのですが、その頃になると1日中体を引っ掻き続けるものですから、身体中傷だらけになっていきます。特に背中がひどく、爪の跡が大量に残り、そこがかさぶたになっていきます。かさぶたがだいぶ乾いてくると、痒さが増し、その部分をかきむしってしまいせっかく終息に向かいつつあった「かさぶたが自動的に落ちる」→「とりあえず治った」という状態が振り出しに戻ってしまいます。

 無職生活がスタートしたのが2001年4月で、同年9月ぐらいからはライターの仕事を開始したのですが、ぶつぶつが出始めたのは9月頃です。そして、2002年2月、戦後のアフガニスタン取材に行くことになり、当地の衛生状態なども不安だったため、事前に近くの内科に行ってきました。

 すると医師は私の身体を診るなり「うわっ、こりゃ栄養不良だ!」と叫ぶではないですか。「一体何をアンタは食べているんだ!」と一喝され、上記の食事を紹介したら「そりゃ、こうなるよ。もっとね、野菜を食べなさい、野菜を!」と指導を受け、何らかの薬をもらいました。しかも、当時は風呂に入るのも1週間に1回程度だったため、インキンにもなっており、パンツをおろし、美女の看護師に足の付け根のあたりに薬を塗られたのでした。

 この薬を飲んだところ、少しずつ改善したのですが、結果的に完治したのは皮肉にもアフガニスタンでの野菜タップリの食事と、毎日入れるシャワーのお陰でした。アフガニスタンの方が、東京・渋谷のボロアパート生活よりも健康的だったのです。以後、極力野菜を摂るようにし、ぶつぶつは消えたのですが、あの時の背中のかさぶたは今も残り、時々痒くなると掻いて剥がしてしまい、結局16年経っても背中から血は出続けるのでした。

アフガニスタンでは新鮮な野菜も豊富に摂取できた

アフガニスタンでは新鮮な野菜も豊富に摂取できた

 栄養不良とは「栄養バランスが悪い状態」です。たしかにファストフード食は手軽かもしれませんが、やはり肉・魚・野菜・炭水化物をバランス良く摂るのがよいと思います。

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