加えて、今期最高益の見通しを発表している銘柄にも注目しておきたい。マーケットバンク代表の岡山憲史氏はこう指摘する。
「今年3月に東証マザーズに新規上場したティーケーピー、インターネットインフィニティーの今期の業績予想は、営業利益がそれぞれ前年比21%、61%増と、大幅な増収増益を見込んでいます」
今年4月に東証2部に新規上場したウェーブロックホールディングスも、「今期の増収増益予想に加えて、年間配当予想を24円(前期は無配当)とするなど勢いがある」(同前)。
さらに、今年3月新規上場のファイズは、「物流センターの管理から配送までの業務を請け負い、アマゾンとの取引も多いため、ヤマト運輸の値上げ問題を機にシェアが拡大し、株価は青天井も期待される」(同前)というほど。
年末に向けて何を仕込むか――投資のプロたちの分析を参考にしたい。
※週刊ポスト2017年6月2日号