住まい・不動産

住みたい人気タウン・目黒 「駅から徒歩◯分」の落とし穴

物件を選ぶ際は、必ず駅から歩いてみるべし

 東口には自然教育園、西口には雅叙園、少し足を伸ばせば大鳥神社や目黒不動、老舗ライブハウス「鹿鳴館」、都内きっての珍スポット「目黒寄生虫館」など、見どころも多い目黒。駅前を中心にスーパーも揃っており、日常品の買い物にも不自由しませんが、家賃の高さは“特A級”です。

 上述のオウチーノ総研の調べでは、シングル向け(1R~1LDK、駅徒歩10分以内)の平均家賃は16.8万円、ファミリー向け(2K~3LDK、同)では30.2万円。この街に家族で住むには、世帯年収が1000万円を軽く超えていないと厳しそうです。

 そして気をつけたいのが“急坂”です。目黒駅で安い物件を探すとなると西口方面になりますが、駅を出るとほどなく現れるのが急な坂。とりわけ雅叙園やホリプロ方面に下る行人坂は傾斜がキツく、自転車ではとても登れません。

 ということは、「駅から遠くても自転車を使えば良い」という考え方は、この街では通用しないということ。「徒歩○分」という表記は純粋に距離で換算するため、駅に向かう“上り方面”に関してはかなり割増する必要がありそうです。これを頭に入れずに、物件を選んでしまうと、家から駅に至る途中に存在する「権之助坂」や「行人坂」といった急坂の存在に気づかずに、毎朝、息を切らして駅まで歩く羽目になります。

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