それ以来、「編集もできて、中国語もできるヤツがいる」と、Kさんのもとにはバンバン仕事が舞い込むようになり、Kさんは独立を決意。今では10人近くのスタッフを雇い、年商は1億円にも届く勢いだという。Kさんは語る。
「私より中国語ができる人はいくらでもいますし、映像の編集も私より上手い人はいくらでもいるでしょう。けれども、両方できる人はなかなかいません。よく『就職のため』『将来のため』といって、海外に留学して語学習得に励む人がいますが、そういう人にはぜひ『もう1つ“武器”を持て』と言いたいです」
Kさんによれば、中国モノの映像編集の仕事は増える一方で、「ずっと猛烈な追い風が吹いているようなもの」だとか。ワンチャンスをつかめるか、そもそもそういったチャンスに出会えるかどうかは運次第としか言いようがないが、「語学以外のもう1つ武器を」というアドバイスは、聞いておいて損はなさそうだ。