しかし必死に研究を重ねた甲斐があり、「相場には一定の法則があり、運が良くないと勝てないギャンブルのような世界ではない」という結論に、確信を持つことができました。正しく学べばチャートを読むことができる、ということです。実際に私はチャートを読むことができているからこそ、これまでに億の利益を獲得できたのです。
ただ、このようなことをお伝えしても、信じられない方も多いのではないかと思います。「騙されないぞ」と心を固く閉ざす方もいらっしゃるかもしれません。そこで1つ、例として私がどのように相場を見ているのかお伝えします。
押し目価格を導き出すフィボナッチとは?
5月中旬、ロシアの米大統領選関与の疑惑に関し、トランプ大統領に対して弾劾が行われる可能性が浮上したことから、ドルが売られる局面がありドル円相場が110円台まで急落しました。
そして、おそらく「このままさらに急落してしまうのではないか」と恐怖を感じた方も多かったのではないかと想像します。でもこのような時、どこまで相場が下落する可能性があるのか、目安となる価格が分かれば何も怖くないですよね? 実は、その目安となる価格を割り出す、テクニカル指標があるのです。“フィボナッチリトレースメント(以下、フィボナッチ)”という指標です。
簡単にお伝えすると、フィボナッチとは、相場が上昇(下落)した値幅に対して、38.2%、50%、61.8%といった比率にあたる価格帯が押し目(戻り目)になる可能性が高い、という相場の性質を利用した指標です。
詳しく説明すると長くなってしまうので、とにかく実際に私がどのようにフィボナッチを利用しているのか、この4月から5月にかけてのドル円相場を元にお伝えしましょう。