経済的に余裕のある祖父母がいるなら、教育資金の援助をお願いしてみるのも1つの手段だ。
「国公立大学には、経済的に厳しい学生の入学金や授業料の全額、または一部を免除してくれる制度があります。利用できれば、授業料が免除されるので、家計の負担を軽減できます」
利用には、大学ごとに学力と所得の基準があり、例えば国立大学の千葉大学の場合、1年次は合格をもって適格とみなされる。2年次以降は、『標準修得単位数を修得し、学業成績の評語「秀」「優」を 3.0、「良」を 2.0、「可」を1.0とし、取得科目の平均値が2.0以上(母子家庭、生活保護世帯等は平均値 1.9以上)』だ。
授業料免除は一握りの優秀な学生しか受けられないイメージがあるが、それほどハードルは高くなさそうだ。
国の予算で利用者数が決まるので、要件をクリアした人すべてが免除を受けられるわけではないが、2016年度は大学・大学院生の10.8%にあたる5万4000人が授業料免除を受けている(文部科学省のHPより)。
「新入生は入学手続時、2年目以降は新学年開始の2か月前から申請手続きが始まるのが一般的です。大学の掲示板や学生用のホームページなどで情報収集しましょう」
※女性セブン2017年6月8日号