小児慢性特定疾病の医療費助成で難病対策
18才未満(引き続き治療が必要だと認められると20才未満)の子供が、小児がんや白血病、心臓病、糖尿病など「小児慢性特定疾病」の対象になる病気になると、医療費の助成を受けられる。
例えば、保護者の年収が850万円未満(家族構成は夫婦2人、子供1人)なら、毎月の自己負担限度額は1万円、重症の場合は5000円でよい。入院時の食事代も通常の半額になる。
ひとり親家庭医療費助成ならば、親の医療費もケア
母子家庭や父子家庭、両親のどちらかに重い障害があるなどの家庭の親と子供は、医療費の自己負担分の全額、または一部を助成してもらえる。
「助成期間は、子供が18才の年度末まで(障害のある子供は20才の年度末)。所得制限はありますが、ひとり親家庭の場合は親子ともに医療費の負担を抑えられるので、安心して医療にかかってください」
このように、子供の医療費に関しては手厚い国や自治体の保障がある。医療費助成期間中は、子供の医療費の心配はほとんどない。子供名義で民間の医療保険に加入しても、それは必要のないものにお金を支払っていることになる。つまり、即解約したほうがいいといえる。