優待内容ひとつで株価が左右されるほどの人気となっている株主優待。決算が集中する3月、9月だけでなく、夏に向けても注目優待は目白押し!
そうした中で、個人投資家たちはどんな優待投資を実践しているのか。
ここでは、外食も日用品も映画鑑賞もすべて株主優待で賄うという「まる子」さん、6000万円の資金で優待を狙う「かぶ1000」さんが、もらって得する優待銘柄と充実の優待ライフを大公開。優待投資に潜む思わぬ落とし穴もあわせてレポートする。
【まる子さん(優待好き主婦・女性)】
株主総会に出席するついでにランチ、映画・博物館も
年間300銘柄の優待をゲットするための3つの戦略
昨今の優待人気から、権利確定後の株価下落も大きいので、普通に買って優待を取ると大きく損してしまうことも増えました。そこで私は3つの戦略で、年間300銘柄ほどの優待をゲットしています。
1つは、「欲しい優待株を1か月くらい前に2枚(2単元)買って、株価が上がったら1枚を利益確定、もう1枚は優待の権利をもらう」というやり方です。これで、権利落ちによる値下がりリスクをカバーします。
2つめは、毎年欲しい優待なら、権利落ちでガクッと下がったときに買って、あとはがっちりホールドする戦略です。
そして3つめが、まだまだ勉強中ですが、現物買いと同時に空売りも行なう「クロス取引」による“優待のタダ取り”です。