しかし、1923年から100年経過した2023年、ローザンヌ条約の期限が切れます。当然トルコは、2023年以降、地下資源の開発に着手するものと思われますが、このことはトルコ経済にとって大きなプラス要因として働くことが想定されます。
例えばアメリカを見ても、かつて地下資源が眠っていることが分かっていながら地下資源を輸入していた状況もありました。それが、技術力の向上によってシェールガスや石油を採掘できるようになり、経済が持ち直した、という経緯があります。
トルコも石油を自給自足できるようになり、さらには輸出できるようになれば、アメリカ同様、経済が一気に盛り上がる可能性は極めて高いでしょう。
以上のようなことから、トルコは将来の経済発展に対する可能性を秘めた国だと私は考え、トルコリラ円相場で積極的にトレードを行っております。
【PROFILE】池辺雪子(いけべ・ゆきこ):東京都在住の主婦。若い頃から株や商品先物投資を学び、2000年からFX投資を始め、これまでに8億円以上の利益をあげている敏腕トレーダー。2007年春、脱税の容疑で起訴、同年夏、執行猶予刑が確定。その結果、所得税、延滞税、重加算税、住民税、罰金(約5億円)を全て即金で支払う。2010年9月に執行猶予が満了。現在は自らの経験をもとに投資、納税に関するセミナー、執筆活動を行っている。トルコリラ/円、ドル/円、他通貨、日経平均株価などの値動きに関する詳細な分析を展開する「池辺雪子公式メルマガ」も配信中(http://yukikov.jp/)。