ですから、しっかりと相場を学んだのであれば“資金管理を徹底する”という前提のもと、1ポジションで良いので身銭を切ってトレードしてみるのがよいと思います。
【3】「テクニカルツールはダマシが多い」の嘘
テクニカルツールを学んだ方の中には「テクニカルツールって本当に有効なの?」と疑問を持たれる方もいると思います。「ダマシが多くて使えない」と言う方もいらっしゃいます。
でも、本当にダマシが多くて使えないようなツールが、これほどまでに世の中に浸透するでしょうか? やはり「テクニカルツールは機能するからこそ、多くのトレーダーに支持されている」と考えるのが自然です。
そしてもし、「ダマシが多くて使えない」と言う方がいるとすれば、それは単に使うタイミングが間違っている可能性が非常に高い、と考えます。
実際、私から見れば、多くの方は使うタイミングを間違っています。例えばトレンド相場で有効なツール、レンジ相場で有効なツール、長期売買で有効なツール、短期売買で有効なツール、という感じで、相場状況に応じて機能するツールは異なります。
ですから、テクニカルツールを使うのであれば、しっかりと状況を見極めて、今はどのツールを使うべきなのか、ということをしっかりと意識すべきです。そして、それができれば、きちんと相場の方向性が見えてくると私は考えています。