返済に困ったら救済制度の活用も
2018年度から日本学生支援機構の奨学金制度に、待望の給付型奨学金が導入されるのは前述の通り。さらに今年も、「所得連動返還型奨学金制度」が創設された。これは、第一種奨学金受給者への対策で、一定の収入を得るまでの間は無期限に返還期限を猶予するというもの(ただし、収入がゼロでも最低返還額は毎月2000円かかる)。その分、返還期間は長くなるものの、将来の返還の不安が軽減される効果はある。
また、返還が苦しくなったら、毎月の返還額を減額できる「減額返還制度」や一定期間返還期限を延長する「返還期限猶予制度」などもある。
「困ったら1人で悩まず、機構などに連絡を」(岩重さん)
借りる前に制度をきちんと理解することが大切だ。
*日本学生支援機構の奨学金制度の詳細はHP(http://www.jasso.go.jp/)よりご確認ください。
※女性セブン2017年6月15日号