それぞれどういった活用方法なのかを簡単にお伝えすると、短期の移動平均線が中期、もしくは長期の移動平均線を上抜けしたらゴールデンクロスで“買い”のサイン、短期の移動平均線が中期、もしくは長期の移動平均線を下抜けしたらデッドクロスで“売り”のサインとされています。
これ以外にも移動平均線には様々なサインがあります。例えば、「移動平均線とローソク足の位置関係に関するサイン」、「短期と長期の移動平均線の乖離幅に関するサイン」などです。
ドル円の月足チャートで3本クロスの兆候
本題に移ります。今回お伝えしたい、移動平均線に関する特別なサインとは、「3本まとめてクロス」というサインです。以下、それがどういったサインか説明しましょう。
まず、3本というのは“短期”“中期”“長期”の3本の移動平均線を指しますが、この3本の乖離幅が収縮し、ほぼ同じタイミングでクロスすることがあり、もしこのクロスが発生すれば大きなトレンド相場になる可能性が極めて高いとされています。
そして実は、今まさにその「3本まとめてクロス」という現象がドル円相場の月足チャートで起ころうとしているのです。