人民元対ドルレートは、中国要因からも、アメリカ要因からも、人民元高圧力がかかりそうである。
円ドルレートはどうだろうか? アメリカ要因についてはドル安とみており、政治的要因についても、中国が緩やかな人民元高を許容しそうなことから、円安に向かうような動きが出れば、トランプ政権からの風当たりが強くなる。円安を維持するのは難しいのではないか。
文■田代尚機(たしろ・なおき):1958年生まれ。大和総研で北京駐在アナリストとして活躍後、内藤証券中国部長に。現在は中国株ビジネスのコンサル ティングなどを行うTS・チャイナ・リサーチ代表。ブログ「中国株なら俺に聞け!!」、メルマガ「週刊中国株投資戦略レポート」も展開中。