2位のファイズ(マザーズ・9325)はアマゾンを主力にECサイト運営企業の物流サービスを手がける。
市場の急拡大でヤマト運輸が物流の見直しを進めるなか、アマゾンなどにも独自の物流網構築が求められているが、アマゾンの売り上げ比率が69%(2016年3月期)を占める同社にとってはむしろ追い風といえる。宅配商品の取扱量は今後も増加が予測され、市場拡大とともに同社の成長も大いに期待できる。
今年3月15日に新規上場後、株価は5月に入ってからも上場来高値を更新。さらなる上値も追えるだろう。
3位は、情報セキュリティ対策として有望な仮想デスクトップソリューションを中心に事業展開するアセンテック(マザーズ・3565)。
データを含む仮想デスクトップそのものを管理する技術はクラウドサービスの最終形ともいえ、他社でも同じような取り組みは見られるが、同社の強みは廉価で提供できること。
今期(2018年1月期)も増収増益見通しで、今後も複数の大型案件に加え、中小企業のニーズも取り込むことで成長期待は高い。4月25日に新規上場したばかりで、時価総額も小さいため、株価はさらなる大化けも望めるだろう。
※マネーポスト2017年夏号