アニメ、漫画、ゲーム、アイドル、プロレスなど、様々なジャンルに「オタク」と呼ばれる人々がいる。そして、それぞれのジャンルにコレクターグッズが存在しており、さらにはオタクたちを対象にコレクターグッズを転売する人々もいる。コレクターグッズというと、かなりのプレミアがつき、高額になっているというイメージもあるが、実際にはどうなのだろうか。
オタク事情に詳しいフリーライター・A氏はこう説明する。
「アニメのコレクターグッズはたしかに値上がりするものも多いです。ただ、最近のアニメは人気のサイクルが早いので、ちょっと前までプレミアがついていたグッズが、1年後には値下がりしているなんていうことも少なくない。たとえば、昨年流行った『おそ松さん』のトレーディング缶バッジなら、一部の人気商品は一時期1万円近く値がつくものもありましたが、最近では数百円程度になっていることも。オタク向けのコレクターグッズだからといって、後々価値が上がるというわけではなく、人気のピークが過ぎれば値は落ちていきます」(以下同)
まるで骨董品のように値が上がることを期待してアニメグッズを保存しておいたところで、大儲けができるということではないようだが、一方で転売で儲けている人も存在している。