そんなBさんは、フリーランスで仕事をしている。Bさんの妻もまたフリーランスだ。
「私も妻も自分で確定申告をしているので、経費などを計算する必要があるんです。そういう意味では、毎月計算しているので、後々楽なんですよね。完全割り勘はちょっと面倒な気もしますが、フリーランスで仕事をしている人なら、意外とそうでもないと思います」(Bさん)
Bさんのように生活費を完全折半する事実婚カップルがいる一方で、財布を完全に一緒にしているケースもある。都内に住む30代会社員のCさんだ。
「自分の銀行のカードを妻に預けていて、管理をすべて任せています。実はこの口座は結婚する際に開設したもので、妻のパート代もここに振り込まれるようになっています。事実婚ではあるのですが、子供もいますし、普通の夫婦と変わりませんよ。私は月5万円のお小遣いでどうにかやりくりしています(笑い)」
生活スタイルや職種によって異なる事実婚カップルのお財布事情。その点は、普通の夫婦となんら変わりないようだ。