投資

「億り人」から「自由億」へ、総資産10億円投資家の転機

 以前、資産を大きく減らした反省から、4000万円でアパートを買ったんです。会社員だった私にとって、年間700万円の家賃収入ができたのは心強かったです。

 その後、また資産が殖えてから5800万円のアパートを購入し、2012年に会社を辞めました。

 現在の資産は株8億円、上場廃止株1億円、不動産1.4億円ほど。ここまで殖やすことができたのは、アドテックプラズマテクノロジーでの3.3億円の利益が大きかったです。

 1万株くらい買って、会社の応対や事業内容、将来性を聞くために、実際に会社訪問をしたんです。そこで可能性を感じ、最終的には約4万株買っていました。

 すると、運よく「電池関連銘柄」として注目が集まり、株価が爆騰。平均取得単価1780円だったのが、1万300円で売り抜けて、3.3億円の利益になりました。直接電話したり実際に訪問して企業を調べることは、投資家として大事だと思います。

 ほかの成功体験としては、平均450円で15万株持っていた大崎エンジニアリングが完全子会社化されるにあたって800円で売ることができ、5500万円ほどの利益を得ることもできました。

 今では資産10億円を突破し“自由億”となりましたが、それでもムダ遣いできない性分です。服はしまむら、靴下はボロボロになるまで履くし、スマホも中古。バリューがあるものを安く楽しむ。

 圧倒的な底値を探るのが、いつになっても好きみたいですね(笑)。

※マネーポスト2017年夏号

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