それが最近になって、視聴者(リスナーと呼ばれる)から配信者(生主と呼ばれる)に対して、リアルタイムで“おひねり“をプレゼントできる仕組みが登場したのだ。実際にプレゼントするのは現金ではなく、視聴者が購入した“アイテム“。
冒頭の動画配信サービスで使われるアイテムは「ハート」が5個120円、「花火」が1個1080円、「サーロインステーキ」1個5000円。ほかにも「風船」や、バレンタインの期間限定などで「チョコレート」をプレゼントできるアプリもある。
“おひねり“があると、実際に放送画面上にハートや花火が飛び、アイテムに応じて配信者に「ポイント」が入る仕組みだ。ざっと、視聴者の購入資金の30~50%ほどが配信者に還元され、現金に換えることができる。これらは「投げ銭系アプリ」「支援系アプリ」などと呼ばれる。
問題なのは、この仕組みを使って女子中高生を含め、未成年の女性たちなどが“際どい”生放送をしていることだ。ネット界で有名な「生主」のひとり、「よっさん」こと森義之氏が語る。
「多くのサービスでは性的表現を規制しており、露骨な性行為やヌードを生中継するとアカウントが停止されるなどしますが、規制の網をかいくぐって胸の谷間や生足を強調する女性は多い。1回の配信で、50万円分くらいのポイントを稼げるケースもあります。女性生主の気を引くために、プレゼントしまくるリスナー男性もいます。そうしたリスナーは30~40代の独身男性が中心です」