売買建玉に関するデータの確認
まず、私がFXトレードをする際に、必ず確認するデータがあります。それは売買建玉に関するデータです。
例えば先月6月27日までのデータですが、「くりっく365」のデータを確認するとドル円相場において売り残が買い残より7万7000枚も多くなっていました。このデータからどういったことが読み取れるのかというと、「“下落する可能性が高い”と考えているトレーダーが多い」ということが考えられます。「売りで入るトレーダーが、強気で売りポジションをどんどん増やしている」とも言えるでしょう。
そして、私はこのようなデータから「売り残が増えている状況の時は、“相場がガラガラ下落する可能性は低い」という相場展開を想定します。なぜでしょうか?
売りポジションを保有しているトレーダーが買い戻し決済を入れてくると予想されるからです。特に、相場が上昇し始めた際には、売りポジションをロスカットするための買い戻し決済が一気に入ってきて、それによって相場が下落しづらくなります。むしろどんどん相場が上昇する、といったことも考えられます。
高値と安値の確認
ただし、もちろん上記のデータを確認するだけで相場が読み切れるわけではありません。他にも、直近の高値(安値)が切り上がっているのか、もしくは切り下がっているのか、といったことも確認いたします。