「運営によってメンバーの給料システムは様々ですが、うちの場合は毎月固定で10万円を給料として出して、そこにグッズの歩合はプラスされるという仕組みです。メンバーは4人なので、少なくとも売り上げから月に40万円は出ていく。すると、交通費やらなにやらを差し引くと、ほぼ残りません」(B氏)
ほとんど儲けが出ないのが地下アイドルということになるが、果たしてそれで回っていくのだろうか。前出・A氏が説明する。
「基本的に地下アイドル仕事だけでやっていけている運営はほとんどないと思います。多くの運営が、アイドルとは別に飲食店を経営していたり、デザイン事務所をやっていたりなど、もともと本業があるケースが多い。本業に大きな影響が出ない程度で、アイドルに先行投資をしているというイメージです。とはいえ、本当に儲からないので、お金が回らなくなって解散していくアイドルグループも少なくないです」
華やかに見えるアイドルだが、地下アイドルの現実はかなりシビアなものだといえそうだ。