新居を選ぶ際に、最寄り駅からの近さを条件にあげる人は多い。たしかに、駅から近ければ、すぐに家に帰れるし、商店街などでの買い物にも便利だ。しかし、多少狭くてもいから、駅から近い物件に住みたいという人も多いなか、あえて駅から遠い物件を選んだというのは、30代会社員の男性Aさん(都内在住)だ。
「東急田園都市線三軒茶屋駅から徒歩30秒くらいのマンションに8年くらい住んでいたんですが、2年ほど前に、同じ三軒茶屋駅から徒歩15分くらいのところに引っ越しました。最初は不便かなと思っていましたが、実はメリットもたくさんあります」(Aさん、以下同)
妻と2人暮らしだというAさん。もともと住んでいたのは2DKのマンションで家賃は15万円。古いマンションだったということもあり、家賃は相場よりも少々安い。
「三軒茶屋駅の出口から出て50mくらい歩いたところのマンションでした。商店街や24時間営業のスーパーマーケットも近い。近くには遅くまでやっているラーメン店もあるし、牛丼店やファーストフードもある。あらゆるものが徒歩3分圏内という環境で、とにかく便利でした」