さらに、クレジットカードのポイントを活用した資産運用サービスも登場した。クレジットカードのポイントは、買い物した金額に「プラスアルファ」として付いてくるため、「おつり投資」の資金準備方法とは別。おつり投資同様に、国内外のETFへ投資することで、国際分散投資を行う。
昨年末に「ポイント運用サービス」をリリースしたクレディセゾンでは、クレジットカードの支払いによって得られたポイントを投資信託の運用に回すことができる。
証券会社のインヴァスト証券もジャックス(JACCS)と提携して同様のサービスをスタートさせた。専用のクレジットカード「インヴァストカード」を発行し、カード利用額の1%が現金でインヴァスト証券の口座に積み立てられる。一定額の資金が貯まれば、事前に設定しておいた投資コースに沿って運用が始まるという仕組み。
楽天カードでもポイント活用の資産運用サービスが今夏に登場予定ということで、「クレカのポイント×資産運用」という分野も発展が続きそう。
ロボアドバイザーの登場で国際分散投資へのハードルが下がり、おつり投資やクレカのポイント運用といったサービスにより、投資資金を準備する手間が軽減。今後も個人投資家寄りの環境整備へ期待ができそうだ。