止まらない消費の減少
まず1つ考えられる理由は、やはり「少子高齢化」でしょう。
厚生労働省は6月に、2016年に生まれた子供の数が、1899年に統計をとり始めて以来、初めて100万人を割り込んだと発表しました。思い起こせば、私自身が小学生だった頃は12クラスもありましたが、今は廃校になる学校も多くありますし、都心で残っている学校でも1学年3クラスもあれば驚かれるくらいだと聞きます。
そしてこのように、生まれてくる子供が減少し、人口が減り続ければ、当然その分だけ消費は減るわけですから、経済発展にとってマイナスの影響を及ぼします。
また、シルバー世代の増加による消費落ち込みも考えられます。例えば年齢を重ねれば、どうしても食は細くなり粗食になりますから、それが食料品の売り上げ減少につながり、経済を押し下げる1つの要因となり得ると思われます。
現物株の決済
2つ目の理由は、個人投資家の現物株決済です。我慢に我慢を重ねて長期にわたって保有していた塩漬け株を、個人投資家が決済し始めている、ということです。