友人であれば、相手を選ぶことはできるが、仕事であれば、相手を選ぶことはできない。しかし、「カネのためならばこんなクソ野郎とも付き合わねば……」という状況に追い込まれる方々も多いのでは。ただし、そんなことを大っぴらに書くことはできないだろうから、「別にオレは書いても構わない(そいつらのことは匿名にするけど)」と語るネットニュース編集者の中川淳一郎氏が「もう仕事を一緒にしたくない人物」を振り返る。
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いきなりヘンなテーマで申し訳ないのですが、まぁ、これ以上一緒に仕事したくない人って時々いますよね。基本、こういった文句って自分を圧倒的に正当化するものなので、ここでも私は自分を正当化します。あちらからすれば、私こそクソ野郎であるわけで、それは互いの思いが一致したので、縁が切れて良かったと捉えましょう。
【1.横領?野郎】
とあるコンテンツ制作系の仕事相手・A氏とは一時期よく飲みに行く仲でした。同氏が転職をし、新しい会社に入った時もその上司と部下を紹介してもらったものです。上司から少しだけ気に入られ、「あなたが担当しているサイトに弊社のコンテンツを提供させていただきたい」と言われました。