そこからしばらく、自分が携わっているサイトに同社のコンテンツを受け入れていたのですが、ひょんなことからその会社のコンテンツが原因で訴えられてしまうんですよ。まぁ、名誉棄損のコンテンツだったわけです。こちらの言い分としては「提供されたコンテンツを載せただけだ……」というものがありましたが、そんな言い分は原告には通用しない。掲載した側にも責任はある、と主張され、結果カネを払って原告とは結局和解はしました。その時、その上司は「ご迷惑をかけました」みたいな話をして恐縮していました。そうこうする内にコンテンツ提供はなし崩し的になくなってしまったのですが、ある時からA氏と連絡がつかなくなりました。
携帯に電話をかけても、メールを書いても返事が来ない。そこで、彼の会社に電話をして繋いでもらおうとしたら、以前飲んだ部下が出ました。
私:「Aさんいらっしゃいますか?」
部下:「えぇとぉ……」
私:「最近Aさんと連絡がつかなくて……。それで会社に電話しちゃいました」
部下:「はぁ……」
私:「えっとぉ……どうしたんですか?」
部下:「中川さん、何も知らないんですか?」
私:「えっ? 何についてですか?」
部下:「本当に何も知らないんですか? 中川さんは関与してないんですか?」
私:「はい。何が何やら……」
部下:「えっとぉ~、Aはちょっと色々ありましてぇ……。ちょっと●●に代わります」
そこで、上司が出てきたのだが、上司の説明も要領を得ないものだった。