【指宿枕崎線(鹿児島中央~枕崎)】
「指宿枕崎線はJRで最も南を走る線。沖縄にモノレールが開通するまでは、日本最南端の鉄道でした。列車は鹿児島中央を出発すると、まずは錦江湾沿いに薩摩半島を南下。噴煙をあげる桜島を眺めながら、小一時間列車に揺られると、日本屈指の温泉街・指宿に到着します。指宿駅には足湯がありますが、全国でも珍しい砂風呂でリフレッシュしたいものです。
その先の西大山駅はJR最南端の駅で、ホームに最南端を示す碑が立っています。駅からの眺めは素晴らしく、青春18きっぷのポスターに採用されたこともあるほど。ホームからは綺麗な円錐形の開聞岳が眺められます。
そして終着駅の枕崎は、言わずと知れたカツオの街。駅を降りると本当に鰹節の匂いが漂っています。帰りは来た道を引き返すも良し、バスで鹿児島に戻るも良し。特攻隊の基地として知られる知覧も遠くありませんので、あわせて訪ねるとよろしいかと思います」