「ギャンブル依存症の利用者に、悪徳な消費者金融、つまり闇金業者がお金を貸すという事案が考えられます。闇金業者にしてみれば、カジノで現金しか使えないというのは、むしろメリットです。クレジットカードが利用できなくなった多重債務者でも、現金であれば貸し付けることが可能ですから。
また、入場回数制限を超えてしまった利用者のために、マイナンバーカードを偽造するような犯罪も想定されます。こういった犯罪の可能性をしっかりシミュレートしたうえで、ギャンブル依存症対策を行う必要があると思います」
カジノ解禁までは、まだまだ深い議論が必要となりそうだ。