わが家の財布を潤してくれる情報の宝庫であるスーパーのチラシ。そんなチラシのトリビアを紹介しよう。まずは、チラシのルーツから。大手スーパーのチラシが3年分、60万枚も保存されている会社、チラシレポートの代表取締役・澤田英さんが語る。
「江戸時代に現在の三越の前身・越後屋が配ったものが発祥といわれています。チラシという呼び名の由来は、大阪で紙を“ばらまく”から“散らす”に変化し、それがチラシになったというのが通説です。
明治維新の前後に新聞が誕生するのですが、当時は売れませんでした。そこで、新聞の価値を高めるためにチラシを挟んだのが、折り込みチラシの始まりです」
「一般的に1枚B3 サイズのカラーで、おおよそ2.5~3円くらいです。他社さんもほぼ一緒のはずです」(サミット営業企画部・菊地道江さん)
スーパーは、青果店か精肉店出身の店が多く、チラシに特色が出ているという。
「精肉店発のスーパーは、チラシのベース色が赤、青果店発は緑、そのほかは青といわれています。あくまで目安ですけど(笑い)」(澤田さん)
※女性セブン2017年8月24・31日号