カリスマトレーダー池辺雪子 億の極意

トルコリラ円相場の見通し 移動平均線3本収縮が意味することは

トルコリラ円相場の今後の見通しは(写真:アフロ)

トルコリラ円相場の今後の見通しは(写真:アフロ)

 スワップ金利狙いのFX(外国為替証拠金取引)トレーダーにとって、注目度が高い通貨がトルコリラ。チャートを見れば、かつて1トルコリラ=100円を超えていた時代から3分の1以下のレートまで下落しており、他の通貨ペアと比べて割安感があると分析するトレーダーも少なくないだろう。一方で、FXでは為替レートの下落リスクはつきものだ。はたして今後のトルコリラはどう動いていくのか。カリスマ主婦トレーダーとして知られる池辺雪子さんが、今後の見通しとトレードするためのポイントを解説する。

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「トルコリラ円のトレードに興味はあるけど怖い」──そうおっしゃる方は少なくありません。その気持ち分からないでもありません。しかし、しっかりと相場の動向を見極めて資金管理さえできていれば、それほど恐れる必要はないのではないでしょうか。もちろん、相場動向を見極めることは容易なことではないと思いますので、私がトルコリラ円相場をどのように見ているのか、その考えを紹介いたします。

 トルコリラ円相場の直近高値は、6月29日の1トルコリラ=32.09円ですが、今年1月12日につけた、史上最安値価格である1トルコリラ=29.05円から見れば、3円程度しか上昇していません。他の通貨ペアと比べてもそれほど上昇していない状況です。ですから今後、仮にトルコリラ円相場が下落する局面があったとしても大幅に下落する可能性は低いのではないか、と私は考えています。

 もし最安値水準まで接近するほど下落したとしても、再びトルコの中央銀行が買い支えに入ってくる可能性も考えられます。既に一度為替介入をしていることから、トルコ政府としても1トルコリラ=30円を割るような事態は容認できないのではないかと思われます。

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