「リボ払い」の語源は、英語の「リボルビング」(グルグルと回ること)。その名の通り、一歩間違えるとその場を回り続け、一向にゴールに辿りつかない悪循環に陥る危険を孕んでいる。
「月々の支払いがこんなに安いのならって、安易に考えてしまったんです。今思えば、“あの支払い方法”を選んだ瞬間に、私の人生は破滅に向かったのだと思います」
神妙な表情で話すのは、都内在住のパート主婦・Aさん(42才)。建築会社勤務の夫(45才)と高校生の一人息子と暮らす彼女は、家計を任される身ながら、自身のカード払いが原因で一家の財政を破綻させてしまった。
「途中から何を買った分の返済をしているのかさえわからなくなり、最後は多重債務状態に陥っていたんです」
そう話すAさんを追い詰めたのは「リボ払い」だった。