「基本的に、切る、ゆでる以上のことはしません。煮たり焼いたりとかはないですね。野菜はトマトやアスパラガスなど、元の大きさが小さいもの、食べ切れるものをよく買います。もやしは安いんですけど、1パックの量が多すぎて……。足も早いし、買いません。豆腐は切るだけ、ツナ缶もそのまま。あとトマトと玉ねぎをスライスしたものと、納豆に卵を入れたもの。デパ地下の惣菜は高いので、割引になっていたら買うようにしています。
もともと夜、お米を食べないので炊飯器はもっていません。食べたくなったら炊いてあるご飯やレトルトのご飯だけ買います。お味噌汁は好きで、味噌も買ってあるのですが、最近はフリーズドライのお味噌汁もたくさん種類があって便利。無添加をうたったものも多く、重宝しています。十分です。一人暮らしだと、何故か自炊しているかどうかをよく聞かれるのですが、こんな感じなので、『自炊しています』とはおこがましくて、とても言えません。凝った献立を考えても、買い物して、作って……ということに何時間もかける割には、食べるのはせいぜい30分から1時間。効率悪すぎです」
ちなみに過去、男性と一緒に暮らしていたときは家で“煮たり焼いたりする”料理も作っていたというAさん。「人のためになら作れるんですけど、自分のためだけにはね……。でも今、『本当は料理ができるけれど、自炊はしない』って言っても、なかなか理解してもらえなくて」と苦笑いだった。