もし1ドル＝108.12円を下抜いて1ドル＝107円台に下落してくれば、1ドル＝105～106円台にまで下落する可能性を警戒しなければならないでしょう。一方で、109円前後くらいの水準で下値が固まってくれば、徐々に上昇トレンドに入っていく可能性もあると見ます。
ちなみに、多くのマスコミやアナリストの方は、「2017年の年末にかけて円高ドル安になるだろう」と主張しているようです。有名な方であればあるほど円高ドル安を主張されているように感じますが、私としてはテクニカル分析から言って、長期的に見てドル円相場は上昇すると考えています。11月、12月、もしくは来年2月あたりまでの間で1ドル＝120円の方向に上昇する可能性があると考えています。
さて、いかがでしょう。もちろんお伝えした手法だけで相場が読み切れる訳ではありませんし、状況に応じて他のテクニカルツールも確認しますが、私はこのように相場を分析することで、億の利益の獲得につながっているのだと思っています。
【PROFILE】池辺雪子（いけべ・ゆきこ）：東京都在住の主婦。若い頃から株や商品先物投資を学び、2000年からFX投資を始め、これまでに8億円以上の利益をあげている敏腕トレーダー。2007年春、脱税の容疑で起訴、同年夏、執行猶予刑が確定。その結果、所得税、延滞税、重加算税、住民税、罰金（約5億円）を全て即金で支払う。2010年9月に執行猶予が満了。現在は自らの経験をもとに投資、納税に関するセミナー、執筆活動を行っている。トルコリラ／円、ドル／円、他通貨、日経平均株価などの値動きに関する詳細な分析を展開する「池辺雪子公式メルマガ」も発信中（http://yukikov.jp/）。
