本当に重要なことはご自身で考えトレードし、利益を獲得することです。ご自身が心配されていることがあるのなら、その心配を払拭されるようにトレードされるべきです。
また、「どうしても暴落的な動きが怖い」と思われるのなら、株の現物取引のように丸代金で買いポジションを持つようにするのも1つの手段ですね。
例えば100万円程度の資金をFX会社の口座に入れて1トルコリラ=32円の買いポジションを3ロット持ったとします。そうすればトルコリラ円相場がなくならない限り、絶対に強制ロスカットに引っかかることはありません。
さらに、今でしたら1年間で1ロットあたり3万円以上のスワップ金利がつきますので3ロットで9万円以上の金利収入が確実に入ってくることになります。スワップ金利だけを見れば、100万円に対して約10%の年利が確定しているわけですから、レートをそう頻繁にチェックせず、ただ放置して金利狙いで長期保有しておいても良いと私は考えています。
仮に今の金利状況が変わらないとしたら、10年後には金利収入だけで約100万円になり、実質0円で買いポジションを持ったことになります。もちろん、いつどのタイミングでエントリーするのか、ということは徹底的に考えた上でポジションを持つことは大前提ですが、「暴落がどうしても怖い」もしくは「バタバタとトレードするのが嫌い」ということであれば、このように徹底的に安全を追い求めた資金管理をされるのも良いでしょう。
【PROFILE】池辺雪子(いけべ・ゆきこ):東京都在住の主婦。若い頃から株や商品先物投資を学び、2000年からFX投資を始め、これまでに8億円以上の利益をあげている敏腕トレーダー。2007年春、脱税の容疑で起訴、同年夏、執行猶予刑が確定。その結果、所得税、延滞税、重加算税、住民税、罰金(約5億円)を全て即金で支払う。2010年9月に執行猶予が満了。現在は自らの経験をもとに投資、納税に関するセミナー、執筆活動を行っている。トルコリラ/円、ドル/円、他通貨、日経平均株価などの値動きに関する詳細な分析を展開する「池辺雪子公式メルマガ」も発信中(http://yukikov.jp/)。