そして大きな問題は、地元住民と都民との意識の乖離です。浦和住民は、「元県庁所在地」「伊勢丹やパルコがある」「浦高や一女がある」などを理由に、「浦和」という地名がブランドであると信じていますが、都民にはそのブランドはまったく通用しません。浦和が高級住宅街であると主張しても、往々にして鼻で笑われてしまうのがオチでしょう。
家賃相場を見てみると、浦和駅の「ワンルーム・1K・1DK」の相場は6.73万円で(ライフルホームズ調べ)、隣駅の北浦和(5.90万円)や南浦和(5.64万円)と比べて1万円近く高くなっています。湘南新宿ラインで都心へ1本というのは大きな魅力ですが、都心に頻繁に行く用事がないという方であれば、隣駅を含めて検討してみるのも良さそうです。