「60歳を過ぎると、現役並みにフルで働けば総収入が増えるとは限りません。年金や給付金の制度を把握し会社と相談しながら、取りこぼしのない給与額にする必要があります。
具体的には給与の一部を退職金に回す方法があります。60~65歳の間、1年間に40万円の退職控除がつきます。なので、年間の給与を40万円分下げて、それを退職時に受け取れば、退職年金に所得税が掛かりません。年金受給額の減額対策にもなる。これがもっとも年金を賢くもらう方法です」
働き損だけはくれぐれも避けたい。
※週刊ポスト2017年9月15日号