冒頭部品メーカーの株価がアップル関連の中でも特に大きく上昇しているのは、台湾メディアが8月28日、「新型iPhoneに搭載されるカメラ・モジュールをAppleが大量に確保しようとしている」と報じたからであろう。関連メーカーの中では、株価の動きに差があるものの、今後、業界全体で性能の向上による単価上昇、販売台数の増加が見込まれ、ここ1年の期間で考えれば、多くのアップル関連、スマホ関連銘柄の株価は市場平均を超えて推移することが予想される。
アップル関連は、中国、台湾ばかりではない。日本株でも、アップルサプライヤーを中心に、3D顔認識、ワイヤレス充電など関連メーカーは多く、株式市場でも注目を集めるだろう。
文■田代尚機(たしろ・なおき):1958年生まれ。大和総研で北京駐在アナリストとして活躍後、内藤証券中国部長に。現在は中国株ビジネスのコンサル ティングなどを行うTS・チャイナ・リサーチ代表。ブログ「中国株なら俺に聞け!!」、メルマガ「週刊中国株投資戦略レポート」も展開中。
【*注:当初、記事タイトルならびに文中では、新型iPhoneの名称を「iPhone8(仮称)」と表記しておりましたが、各種報道を受けて「iPhone X(仮称)」に修正させていただきます。9月7日修正】