旅行をする際に大切なのが「どこに泊まるか」だ。後々思い返すと、観光地よりもホテルの方が印象に残るというのはよくあること。これまでフリーライターとして全国を飛び回ってきた金子則男氏が、「ツインルーム」にまつわる珍事件について振り返る。
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ホテルを予約する際、間違えがちなのが「ツイン」と「ダブル」の違い。中には部屋の広さの差だと勘違いしている人もいるようですが、部屋の広さは関係なく、「ツイン」はベッドが2つ、「ダブル」は2人用のベッドが1台置かれた部屋のことです。しかしその違いを理解していても、トラブルになることもあります。
それは以前、彼女とホテルに泊まった時のこと。その日は特に予定も決めずに観光地に出かけ、現地で夕食を食べながらお酒を飲んでいると、帰るのが面倒になり、「泊まっていこうか」ということになりました。彼女は行き当たりばったりで宿に泊まる経験をしたことがなく、不安そうな様子を見せていたので、旅慣れている私が近所のホテルを探し、電話をして部屋を確保。そのままお酒を飲み続け、22時前にホテルに着きました。